古墳に入りたい

就活日記

悲しくて美しい映画

冬。雪が積もり海も空も薄めた鉛色とクリーム色を混ぜた色をしている。内海はいつも凪いで、泣いている男がよく似合う。

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Manchester by the Seaを観た。

主人公はケイシー・アフレック演じる一匹オオカミ、リー・チャンドラー。兄ジョーが、亡くなったことからリーはマンチェスターに戻り、兄の息子の後見人となる。残された甥の世話をできるのか、これからどうしていくのか。しかしリー自身は、壮絶な体験からかつて故郷を捨てていた。

海のそばの小さな町。静かな映画。

 

ちなみにマンチェスターはアメリカにある。マサチューセッツ州にあり、マンチェスターバイザシーというのが町の正式名称のようだ。ずっとイギリスの話だと思って観ていたので、ミネソタとかボストンとか遠すぎるでしょって思ってしまった。

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新宿武蔵野館

 

さて、冬も海も僕が好きなものだ。そして、悲しみはそれらによく似合うのだ。克服するストーリー、人間ドラマはありふれている。リーは、悲しみを素直に表現できず、自分の中の罪を見つめ、救済を与えられながら折れてしまう。けしてスッキリしない。兄の息子パトリックは16歳らしく、辛さに苦しみながらも成長していく。リーはそうじゃない。とりあえずの現実的結論を出すが心は苦しいままだ。

大人の悲しみってそういうものかもしれない。

未来に期待なんてなくて、でもありのままでいつづけることもできない。

リーははっきりと言い放つ、

「乗り越えられない」と…

それはとても悲しく、美しい。

 

 

それにしても今月はやたらと映画を見ている。月10本超えるかも……

夏が近づく中、やっぱり冬が好きだなって実感した。冬の海に行きたい。

冬の海を何時間でも一緒に見つめてくれる人と結婚したいです。

 

結婚といえば、AKBの某の件!はいろいろ思ったのでまた書きます。