古墳に入りたい

就活日記

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新宿近辺のお寺にこんな柵があった

柵、というかフェンスゲートといったほうがいいのかもしれないけど

 

柵とは、境界線を隔てるもの

であり、しがらみとも読む

漢字がその様子を完全に表していて、木でできた冊のような形の立体物がすぐに目に浮かぶ

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それが例の柵では、背骨をそったように、丸っこい形になっている

大通り沿いのお寺

圧迫感を与えないデザインに感動した

 

こんな形をしているとなんだか、乗り越えてこいよ!!と言われている気がする

仏宝は中に眠っている

このゲートさえ越えれば……

もちろんセコムなりアルソックも備えてあるのだろうけど

成人のイニシエーションとして、この柵を飛び越えるなんて粋だ

 

頭の中で武井壮ばりにシミュレーションする

高さは150センチほどか

しかし意外と奥行きがある

なにより衆人環視の場で憚られた

 

飛べそうで飛べない

柔らかいようで硬い

圧迫していないようでしっかりと閉ざしている

 

例えば、ゲーテッドコミュニティの境界をこのような柵で囲むとどうなるのだろう

攻撃的ではない

排他的ではないふりをして

でも越えられない

 

それって遥かに残酷なんじゃないか

ガラスの天井にぶつかることもきっとそういうことだ。

透明だけどしっかりかたい

 

大河

山脈

国境

フェンス

大気圏

越えられない前提の世界に安住する人間は、越えられる可能性を見出した時遥かに絶望する

 

そんなことを思わせる柵だった